結婚披露宴に招待される機会があると、マナーについて気になりませんか?お祝いの席に参列するときのマナーのポイントを紹介します。
目次
招待状にある自分に対する敬称の文字は二重線などで消す
披露宴の招待状をいただいたら、できるだけ早めに返信しましょう。出席の場合は、「御出席」の出席の文字を○で囲み、「御」の敬称部分と「御欠席」を二重線などできれいに消します。
これは、あとに続く住所や名前の欄の「御」や「芳」についても同様です。また、余白にはお祝いの言葉を添えましょう。文字は黒色が基本です。不祝儀を表すグレーなどは避けましょう。
さらに、表の宛名は「行」や「宛」になっているので、同様に二重線で消し「様」に書き直してから投函しましょう。宛名が連名の場合はそれぞれの名前に「様」を書き添えます。
ご祝儀袋に夫婦で名前を連ねるときは、中心に夫の名前、左横に妻の名前を書く
夫婦で披露宴に招待された場合は、連名でご祝儀を渡します。その際、袋の表中央に夫のフルネームを、その左横に妻の名前を書き添えます。
なお、結婚祝いで使用するご祝儀袋の水引は”一度きり”という意味で、”結んだらほどけない”「結びきり」や「あわじ結び(あわび結び)」を選びましょう。
外袋の裏側は、上昇や上向きを意味するように、重ねる部分を上向きに。下向きは弔事を意味します。
ご祝儀袋の内袋には、表に金額、裏に住所と氏名を記入。包むお金は新札がマナー
ご祝儀袋の内袋の表には、もっとも正式には金額を「金伍萬圓也」などのように書きますが、今は「金五万円也」と書けばOK。裏には住所と氏名を記入します。
お札は新札が基本で、お札の表側を上にして袋に入れましょう。金額は”死”や”苦”を連想させる4万円や9万円は避けましょう。
白の服は基本的に避けて、華やかさと礼節をわきまえた服装を
披露宴では花嫁の色である白の服は避けましょう。また、黒一色の服の場合、華やかなアクセサリーやバッグ、ストールなどの小物をプラスし、お祝いの雰囲気を出しましょう。
また、露出の多い服や奇抜なデザインなど、人目を引くような服もマナー違反です。主役はあくまでも花嫁であることを忘れないよう配慮しましょう。
靴は基本的にヒールのあるもので、足先が出る靴は避けましょう。また、素足はマナー違反となるため肌色のストッキングを着用しましょう。
タブーとされている言葉にとらわれすぎず、祝福する気持ちを大切に
お祝いの席のスピーチで”切れる”、”別れる”などの忌み言葉を使ってはいけないとはよく聞きますが、今は昔ほど神経質ではなくなってきています。
とはいえ、幅広い世代の出席者がいることを意識した上で祝福する気持ちがきちんと伝わるスピーチにしたいものです。
忌み言葉が文字として残ってしまうのもNGですから、祝電を打つときなどは注意しましょう。また、”たびたび”、”重ね重ね”などの繰り返しを暗示させるような言葉も使ってはいけません。
おわりに
披露宴に呼ばれたときのマナーのポイントを紹介しました。マナーのポイントをおさえてお祝いの気持ちを表現し、参列者のひとりとしてお祝いの席を楽しみましょう。