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  3. 贈り物の基本的なマナーについて

贈り物の基本的なマナーを確認して、良好なお付き合いを築きましょう。

お見舞いの品はタブーを避けて

お見舞いに果物やお菓子を贈る場合は、相手の好みはもとより、病状によってはふさわしくないこともあります。事前に本人や家族の方に確認してから贈るのが無難です。

花を贈る場合、鉢植えの花は、「根付く」から「寝付く」を連想させるので避けましょう。他にも、血を連想させる真っ赤なバラ、椿のような首が落ちる花、弔事に使われる白い花や菊なども同様にNGです。

お金や品物を贈るときの表書きは、シーンや贈る相手より使い分けを

お礼にお金や品物を贈る表書きに「志」と書く人がいますが、これは間違いです。

「志」はお葬式や法事などの弔事の際に、お手伝いしていただいた人にお金を渡す渡すときに使われる言葉ですので、注意しましょう。

また、「寸志」は同僚や目下の人に対して使う言葉です。目上の人に対しては、「御礼」などが適当です。

新築祝いの贈り物には火を連想させるものはNG

ライターや灰皿など火に関係するものは、火→火事を連想させるものは基本的にNGです。相手が希望している場合以外は避けましょう。

また、新築祝いは新しい家に招待されたとき、訪問の際に持っていくのが理想的です。

お祝いをもらった当事者がお返しに家を披露するのがマナーとされているので、訪問予定が特にない場合は贈らなくてもマナー違反にはなりません。

結婚祝いの品物に刃物や鏡は厳禁

結婚祝いの品物を選ぶ際は包丁やはさみなどの「切れる、別れる」を連想させるものや、割れたら不吉な予感をさせる「鏡」は一般的に厳禁とされているので注意が必要です。

相手が親しい間柄で、希望しているなら問題ありませんがそうでない場合は避けた方が無難でしょう。

お祝いのお返しにお茶を贈る時は注意

昔はお寺でお茶を作っていたことから、弔事のお返しとしてよく使われていたお茶はお祝いのお返しとしてふさわしくないと考える人も。

最近はお祝いごとのお返しとして使える品物も出てきているので新茶の季節など、どうしても使いたいときには「おいしいお茶なので」とひと言添えるとよいでしょう。

おわりに

贈り物の基本的なマナーを紹介しました。暮らしの中にはさまざまな贈り物のシーンがあります。基本的なルールをおさえてお祝いの品物を選びましょう。