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  3. 五節句のひとつ。重陽(ちょうよう)の節句とは?

重陽の節句は五節句のひとつで、風情ある五節句の最後の節句です。

9月9日は重陽の節句

9月9日の重陽の節句は五節句のひとつで、「菊の節句」とも言われています。邪気を祓う菊を用いて祝う習わしがあります。

古代中国では奇数は縁起の良い陽の数とされていました。陽の最も大きい数が重なる9月9日は重陽の節句と呼ばれ、五節句のひとつとして親しまれていました。

現在では新暦になり季節感がずれたことからなじみの薄い節句となっています。

平安時代の宮中行事

重陽の節句を祝い、平安時代頃から宮中では「観菊の宴」を開いたり、菊の品評会にあたる菊合わせが行われました。

また、菊の花を浸したお酒を飲んで邪気を祓い長寿を願ったといいます。

重陽の節句の慣習「被綿(きせわた)」

重陽の節句に行われていた慣習のひとつに被綿があります。

節句前夜、菊に真綿をかぶせて露を含ませ菊の香りを移しておきます。その真綿で体を拭いて邪気を祓い、身を清めました。

栗ご飯と菊酒で重陽の節句をお祝い

重陽の節句は収穫祭の意味合いもあったといわれています。栗ご飯や菊酒でお祝いしました。

材料

・菊酒
食用菊:2個
日本酒:2合

・栗ご飯
米:2合
栗:300g
だし昆布:10cm1枚程度
水:2カップ
調味料:酒大さじ1、みりん大さじ1、塩小さじ1

菊酒

菊の花びらを浮かべて香りを移す。

栗ご飯

1.栗をさっと洗い、ぬるま湯に30分以上つける。鬼皮と渋皮をむいて一口大に切り水に1時間ほどつけてアク抜きする。
2.お米をといで浸水させる。昆布は水につけてだしをとる。
3.炊飯器に水気を切った米とだしを入れ、アク抜きした栗と調味料を加え通常通りに炊く。
4.炊きあがったら15分ほど蒸らし、よくかき混ぜる。

おわりに

重陽の節句は五節句のひとつです。菊や秋の食材を味わって風情ある節句を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。