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  3. 二十四節気のひとつ、啓蟄(けいちつ)とは?

啓蟄は二十四節気のひとつで 、冬ごもりしていた虫が巣穴からはい出てくる頃を指します。

啓蟄は太陽暦の3月6日頃。冬の厳しい寒さが和らぐのが感じられる頃に

啓蟄は二十四節気のひとつで、太陽暦の3月6日頃にあたります。

「啓」には「開く」「開放する」、「蟄」は「土の中で冬ごもりしている虫」という意味があります。

啓蟄は冬の寒さが和らぎ冬ごもりしていた虫が巣穴からはい出てくる頃を表した言葉です。ひと雨ごとに暖かくなり春に近づいていきます。

啓蟄の頃を表す言葉

桃始笑(ももはじめてさく)

日本における七十二候のひとつで、春に近づくにつれて桃が咲きはじめるという意味です。「笑」には咲くという意味があります。

鷹化為鳩(たかけしてはととなる)

中国における七十二候のひとつで、 獰猛な鷹が春のうららかな日に鳩(カッコウとも)のようになることを表しています。

豆知識

七十二候とは二十四節気を3つに分割して気象や動植物の変化を短い文で表したもので、中国古来のものと日本で改訂したものがあります。

啓蟄の七十二候だと、日本では「桃始笑(ももはじめてさく)」のほかに「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」と「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。中国だと「鷹化為鳩(たかけしてはととなる)」のほかに「桃始華(ももはじめてはなさく)」と「倉庚鳴(そうこうなく)」があります。

おわりに

啓蟄は二十四節気のひとつです。 暖かい春の訪れはもうすぐですね。