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  3. 重曹を使った掃除方法の基本

重曹は調理だけでなく掃除にも用いることができる汎用性の高いアイテムです。重曹の性質を活かして住まいの掃除に役立てましょう。

重曹の性質

重曹(炭酸水素ナトリウム)には下記のような掃除に効果発揮する特徴があります。

①油汚れを落とす
②研磨効果
③ニオイを吸着する作用

しかし、下記のようなものは重曹を使用することで素材を傷める恐れがあるので注意してください。

アルミ素材:黒ずみの原因に
水を吸い込む自然素材…例)畳、白木:変色の原因に
コーティングがされているもの…例)漆器、フローリング:コーティングが剥がれたり、傷ができる要因に

[カーペット]ホコリやニオイは重曹をまいて掃除

重曹をカーペット全体にうっすらとまいて、ひと晩おきます。あとは掃除機で重曹をきれいに吸い取りましょう。

毛足の長いカーペットや、洗濯機に入らない大きいものに活用してみてください。

[窓のサッシ]サッシのこびりついた汚れにも重曹が活躍

サッシの溝に蓄積された砂ボコリなどの汚れも重曹は重宝します。

まず、溝にたまった乾いた汚れはブラシでかき出します。その後、湿らせた毛糸タワシなどに重曹をつけて汚れをこすり、雑巾で水拭きします。

[風呂内の小物]黒ずみやざらつきにも重曹が有効

風呂で使用する椅子や洗面器などの小物は皮脂汚れや石けんカスなどがこびりつき、黒ずみやざらっとした汚れが付着してしまいます。

軽くぬらした毛糸タワシなどに重曹をつけて汚れをこすり落とすときれいになります。

[浴槽の床]細かい溝の汚れも重曹の研磨効果できれいに

浴槽の床は皮脂汚れや石けんの泡の流し残しが少しずつたまり、汚れとなって付着しています。

床全体に重曹をまいてブラシでこすると、床の細かい溝に入り込んだ汚れも重曹の研磨効果で落とすことができます。仕上げにシャワーで全体を洗い流してください。

[ぬいぐるみ]子どもが触れるものも、重曹で安心安全

子どもが持っているぬいぐるみはよだれや汗で雑菌が繁殖しやすいため、小まめな掃除が必要です。水洗いができないぬいぐるみは重曹を利用しましょう。

重曹は食用にも使用されるため、子どもが触れるぬいぐるみにも安心して使用できます。(念のため、ぬいぐるみの掃除に使用する重曹は食用のものを選ぶとより安心です。)

ビニール袋にぬいぐるみを入れ、重曹を全体にふりかけ30分以上おいてください。その後、重曹をブラシでしっかり払い落してから、仕上げにぬいぐるみ全体に掃除機をかけて吸い取ります。

プラスチックやゴム製のおもちゃを掃除方法

ぬいぐるみ以外にも、子どものおもちゃでプラスチックやゴム製のものは重曹を使って掃除できます。

湿らせた毛糸タワシなどに重曹をつけて、汚れをこすり落として仕上げに水拭きします。

おわりに

重曹を使った掃除方法の基本を紹介しました。重曹の特長をおさえておくと家のあちこちの掃除で活用することができますよ。